キャッシュマネジメントツール

小規模な企業グループに最適なキャッシュマネジメント

キャッシュマネジメントは中堅・中小企業にとっても重要な内部統制の取組みです。本書では、小規模な企業グループに最適なキャッシュマネジメントの方法をご紹介します。

1.キャッシュマネジメントとは

キャッシュマネジメントとは親会社が中心となってグループ全体の資金を集中管理することにより、資金の無駄遣いを減らすと共に資金不足を防止する取組みです。現在、キャッシュマネジメントを行っている大企業は、一般的にキャッシュマネジメントシステム(以下、CMS)を導入し、CMSで集中した余剰資金は、有利子負債の返済、または新たな事業資金に充てることにより、グループ全体の財務体質を改善しています。

2.CMS活用の現状

CMSはキャッシュマネジメントに欠かせないシステムとして大企業の殆どが導入している一方、中堅・小規模の企業グループでは、人材不足やシステムコストが壁となり、CMSの導入を見送るケースが多く見受けられます。大企業の手法をそのまま取り入れるのではなく、その本質を理解し、自社にとって本当に必要な業務を見極めれば、コンシストの提案するシステムでキャッシュマネジメントは十分に実現します。

3.小規模な企業グループに必要なキャッシュマネジメント

企業規模の大小に関わらず、グループを形成している企業であれば子会社を含めた資金の内部統制は必須であり、キャッシュマネジメントの導入は重要な意義があります。手間をかけず、安価に行うことができれば、十分にメリットがあるものなのです。
キャッシュマネジメントの中で最も普及しており、企業規模を問わず効果が得られる手法は‘プーリング’です。CMSの‘支払代行’や‘ネッティング’という機能は決済件数が多い大企業でなければ十分な効果は得られませんが、プーリングは小規模な企業グループでも簡単に資金の無駄遣いの防止や子会社の統制といった効果を得ることができます。
また、プーリングは業務を大きく変えることなく導入できるので、人材不足で余力のない企業グループにも取り組みやすい手法です。

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解説者紹介

中村正史
株式会社コンシスト/ビジネス戦略事業本部長・チーフコンサルタント

アビームコンサルティングを経てコンシストに入社。
前職を含め20年以上、キャッシュマネジメントに関わるコンサルティング、システム開発に従事し、多くの銀行、事業会社を支援。
現在、日本政策投資銀行(DBJ)の連結子会社である株式会社コンシストに在籍し、DBJと連携して、地方銀行、地方企業へキャッシュマネジメントの普及活動、高度化支援を行っている。

【主な著書】

『キャッシュマネジメントシステム導入・運営ガイド―グループ経営の効率化を図るCMS』(中央経済社)
『Eビジネス経営―市場を制する戦略と経営基盤』(東洋経済新報社)
『金融特区と沖縄振興新法』(商事法務)

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