不動産ポータルサイトとは?メリット・デメリットと選ぶ際のポイント

新しく不動産会社を始める際は、高い集客効果を見込める不動産ポータルサイトへの登録が必須です。しかし、不動産ポータルサイトに物件情報を登録する場合は掲載料金が必要となるため、費用に見合った効果が得られるか疑問に思う人もいるでしょう。

そこで今回は、不動産ポータルサイトの概要と不動産ポータルサイトを使用するメリット・デメリットを解説します。不動産ポータルサイトを選ぶ際のポイントも紹介するため、ぜひ参考にしてください。

1. 不動産ポータルサイトとは?

不動産ポータルサイトとは、複数の不動産会社が所有・仲介する物件情報を広告として多数まとめて、Web上に公開するサイトです。

特に業界大手の不動産ポータルサイトは、多くの広告を打って認知度を高めており、検索結果に表示されることが多いため、より多くの顧客の目に留まる機会があります。不動産ポータルサイトに登録すると日本全国からのアクセスが期待できるため、実際に不動産会社まで足を運べない人にも自社の管理物件を見つけてもらうことができます。

不動産ポータルサイトとして代表的なサイトは、下記の3つです。

● SUUMO
● LIFULL HOME'S
● アットホーム

不動産ポータルサイト自体は、物件の賃貸や売買などの不動産業務を行っていません。日本各地の不動産会社と物件を探す顧客を結びつける役割を果たしており、サイトに登録した不動産会社から支払われる掲載料金をもとに運営されています。

1-1. 掲載料金の種類

不動産ポータルサイトに物件を掲載するためには、掲載料金を支払わなければなりません。不動産ポータルサイトにおける掲載料金には、大きく分けて下記の2種類があります。

◯従量課金制
物件を掲載する広告枠ごとに、期間単位や件数単位で広告掲載権を購入する料金形態です。広告が掲載される位置や枠の大きさによって、料金が異なります。

◯反響課金制
物件を掲載するだけであれば、何件登録しても無料です。各物件に対して発生した問い合わせ件数や成約件数に応じて、料金が発生します。

どちらの料金システムを選択できるかは、不動産ポータルサイトによって異なります。掲載したい物件数や登録する物件情報を管理する手間などを考えて、自社に合ったプランを選択しましょう。

2. 不動産ポータルサイトを使用するメリット3つ

不動産ポータルサイトは、手軽に利用できて高い効果を期待できる集客方法です。そのため、新規で不動産会社を立ち上げた際の集客方法には、不動産ポータルサイトへの登録を積極的に検討するとよいでしょう。

ここでは、不動産ポータルサイトのメリットについて、3つ解説します。

2-1. 物件を探す人の利用率が高い

不動産ポータルサイトを使用するメリットとして、物件を探す人の利用率が高いことが挙げられます。

例えば、検索エンジンなどで「地域名+物件」と検索した場合、検索結果の上位には大手の不動産ポータルサイトが表示されることがほとんどです。また、物件検索機能も充実していることから、初めから不動産ポータルサイトにアクセスする人も少なくありません。

Web上で物件を探す人の多くが不動産ポータルサイトに辿り着く傾向にあるため、自社の物件を登録することで顧客の目に留まる可能性が増えるでしょう。

2-2. 物件情報を簡単に登録できる

不動産ポータルサイトを使用するメリットとして、物件情報を簡単に登録できることが挙げられます。

不動産ポータルサイトは、豊富な不動産情報を統一された形式で掲載することによって顧客が物件を比較検討しやすいことが特徴です。そのため、誰が登録しても同じ形式となるように整えられており、入力が苦手な場合にはお客様サポートサービスなどを利用できるところも珍しくありません。

フォームに指定された情報を入力するだけで登録でき、あとは不動産ポータルサイトが集客してくれることがメリットです。

2-3. 不動産会社としての信頼性が高まる

不動産ポータルサイトを使用するメリットとして、不動産会社としての信頼性が高まることが挙げられます。

ユーザーの多くは、検索結果の上位に表示されるサイトを「信頼性の高いサイト」であると判断する傾向があります。そして、信頼性の高いサイトに掲載されている情報やリンクが貼られているサイトも、ユーザーは信頼性が高いと認識します。

不動産ポータルサイトに物件情報を掲載することによって、「信頼性の高い不動産会社である」と認識されるため、顧客の安心感にもつながるでしょう。

3. 不動産ポータルサイトを使用するデメリット3つ

不動産ポータルサイトには多くのメリットがある反面、使用することで生じるデメリットも無視できません。不動産ポータルサイトを使用する際は、デメリットを理解したうえでほかの集客方法も併せて検討するとよいでしょう。

ここでは、不動産ポータルサイトのデメリットを3つ解説します。

3-1. 広告費がかかる

不動産ポータルサイトを使用するデメリットとして、広告費がかかることが挙げられます。

不動産ポータルサイトに物件情報を掲載するためには、掲載料・広告費を支払わなければなりません。費用対効果は高いものの、掲載期間が終わると集客効果もなくなります。物件によっては、期待したほどの効果を得られないこともあるでしょう。

不動産ポータルサイトを使用する際は、最終的な収支を考えて登録する物件を選別することが大切です。

3-2. オリジナルの情報を掲載できない

不動産ポータルサイトを使用するデメリットとして、オリジナルの情報を掲載できないことが挙げられます。

不動産ポータルサイトは物件情報を簡単に登録できる反面、他社との差別化が図りにくく、自社サイトよりもコンバージョンを期待しにくくなっています。一方、自社サイトであれば、自由にカスタマイズして載せたい情報を好きなだけ載せることが可能です。

物件を探している人の中には、不動産ポータルサイトの物件ページだけではなく不動産会社の自社ホームページも確認する人が一定数います。不動産ポータルサイトと自社サイトを併用することで、成約率の上昇を期待できるでしょう。

3-3. ポータルサイト以外の集客を怠りやすくなる

不動産ポータルサイトを使用するデメリットとして、ポータルサイト以外の集客を怠りやすくなることが挙げられます。

物件を探しているすべての人が、Web上で情報を探すわけではありません。高齢者が多い地域など、地域によっては地道な営業やチラシの配布といったオフラインの集客方法が効果的なこともあります。

不動産ポータルサイトなどのオンラインによる集客だけに偏らず、複数の集客方法を持つことが大切です。

4. 不動産ポータルサイトを選ぶ際のポイント

不動産ポータルサイトを選ぶ際のポイントは、最初に「重要視する指標を決めること」です。重要視する指標の例としては、下記の項目が挙げられます。

● 不動産ポータルサイトの認知度
● 広告費に割ける予算
● 掲載物件の総数
● 掲載物件の種類(賃貸物件と売買物件のどちらが主か)
● 掲載物件が多い地域
● スマホでの見やすさ
● サポートの手厚さ

登録する物件によっても異なるものの、情報が掲載されてすぐに契約が成立するとは限りません。不動産ポータルサイトの物件数が多く認知度が高ければ集客効果は高くなるものの、コストも高くなる傾向です。

また、掲載されている物件の種類や物件数の多い地域、スマホでの読みやすさなどによって、その不動産ポータルサイトを利用する顧客の層も異なります。不動産ポータルサイトを使い慣れていない場合は、手厚いサポートを受けられるほうがよいでしょう。

まずは、自社が何を重要視するかを定めてから、最も指標と合致する不動産ポータルサイトを選ぶことをおすすめします。

まとめ

不動産ポータルサイトは、不動産会社が登録した多数の物件情報をまとめて公開し、物件を探す顧客と不動産会社の仲介役となるサイトです。検索結果の上位に表示されやすく、さまざまな条件で物件を絞り込めることから、物件を探す人の多くが利用します。

簡単に登録できて不動産会社としての信頼性を高められる反面、他社との差別化が図りにくく、掲載費用がかさみやすい傾向です。不動産ポータルサイトを選ぶ際は、自社が重要視する指標を明確に定めることによって、満足度の高い結果を得ることができるでしょう。

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